株式会社ムーミン物語(本社:東京都品川区、代表取締役社長:渡邊 基樹)は、埼玉県飯能市で2018年11月9日(金)にオー プンする「メッツァビレッジ」にて、フィンランド共和国に位置する「ポルヴォーアートスクール」による、ベーシックプロ グラムをスタートいたします。また、「メッツァビレッジ」オープニングの11月9日(金)・10日(土)には、「ポルヴォー アートスクール」からフィンランド人講師陣が来日し、二日限りのスペシャルプログラムを開催いたします。
北欧は生涯学習が盛んであり、中でもフィンランドは経済協力開発機構(OECD)が発表する学力調査でも常に上位にランクイ ンしています。ポルヴォーアートスクールはフィンランドの中でもトップクラスのアート教育が受けられ、特にユニークなの が五感を使ってアートを学べる教育方法です。ポルヴォーアートスクールの考え方は、「アートによって脳が活性化されるこ とで、生活がクリエイティブになると、毎日の生活も豊かになる。アートは生活の道すじを照らし、アートが生活の問題を解 決することだってできる。」
芸術=アートは格式ばったものではなく、アートによって感性や創造性を培うことでわたしたちの身近な生活も豊かになり、 アートの中には、暮らしを便利にするヒントが詰まっている、つまり実用性があるというというもので、「メッツァ」のテー マである北欧のライフスタイル提案とも親和性があることから、「メッツァビレッジ」にてベーシックプログラムをスタート することになりました。ポルヴォーアートスクールの教育方法は、子どもたちの視点とインタラクティブなやり方が中心に なっているため、現在ポルヴォーアートスクール外にそのまま使える授業や教育のマニュアル的なものは存在していません。 そのため今回は特別にポルヴォーアートスクールの先生方によりメッツァビレッジで行うプログラムも独自で開発・カスタマ イズし、実施して行く予定です。
< ポルヴォーアートスクールの教育理念 >
アートスクールでは視覚言語/ヴィジュアルアートを学びます。作品の出来栄えではなく、作る過程にこそ価値があります。 ただアート作品を創作するのではなく、多彩な素材を使用し、さまざまな視覚的能力を発達させることに着目しています。 アートスクールでは、いろいろな方法でそれぞれの素材をどのように使うのかを示し、さらに自分の作品だけでなく他の人の 作品も同じように尊重すること、芸術を楽しむことを学びます。これによって、子どもたちは想像力と表現の幅を広げ、視覚文 化を読み解く能力を身につけます。
< ポルヴォーアートスクールについて >
ヘルシンキから50キロほどのフィンランド南海岸沿いの旧市街の街ポルヴォ―にあるフィンランド最大のアートスクールです。 1985年に開校後、0-19歳までの子ども・青少年から大人までを対象とした幅広いヴィジュアルアート分野の基礎教育を行ってい ます。国際的な交流も積極的に行っており、スペインマドリッドでワークショップも展開。フィンランドの教育法によって定めら れたアートの教育を提供し、カリキュラムはフィンランド国立教育庁によるアート教育を実践しています。ポルヴォーアートス クールのカリキュラムは、学校を運営していくための指針や理念であり、子どもたちが教育を受けて、何を学んで欲しいかという 内容のものです。そのカリキュラムを指導者が理解した上で、先生たちは担当しているグループの課題や授業の内容や資料を一人 で又はペアでそれぞれで用意してカスタマイズしています。