親になるとぶつかるたくさんの壁。
子育てって、可愛くて楽しいだけじゃない。
誰に聞いたらいいか分からないモヤモヤを、
哲太郎先生に聞いてみよう。
「自己評価が高く完璧主義なのか過剰に失敗を嫌う息子。
来年小学校なのに心配です。
失敗を恐れずにチャレンジしてもらうにはどうしたらいいですか?」
6歳の男の子ママからのご相談
哲太郎先生からのメッセージ
「自信があるというのは素晴らしい。その副産物のように失敗を避けてしまうのですね。
6歳の息子さんは失敗すると自分が壊れてしまうような気がしてしまう(自己愛の傷つく不安)のでしょう。
そんな時期は、お母様はよりいっそう解像度の高い視線でじっくり観てあげましょう。
そして、何かを始めた瞬間を見つけたら「よーいドン!」「いいスタートだね!」あるいは「思い切って始めたね!」「楽しんで続けてごらん!」なんて声をかけてあげてください。
結果はどうであれ、始めたこと、続けたことを褒めるように関わってあげてはいかがでしょうか。
次第に取り組むことそのものを楽しいと思えたり、上手くいかなくても試行錯誤に熱中できたりするようになる。
そうすればその過程を自分で誇らしく思えるようになります。
そうなったら失敗を怖がる以上にチャレンジを求めるようになるでしょう。
お母様もじっくりと観て、挑戦の始まる瞬間を射止めましょう。」
哲太郎先生
臨床心理士、公認心理師
国際基督教大学大学院修了 教育学修士
長年、教育機関(私立進学校)・病院・省庁・企業などに臨床心理士として従事。
2011年カシオペア心理療法事務所を開業。
個人と集団(学生から経営者まで)のカウンセリングやコーチングを行っている。