今回はスパイスと香りのお話を。
蒸し蒸しとした暑さを感じる季節。
身体は少し水分を溜め込み、むくみやすくなったり、だる重くなったり。
同時に胃腸などの消化器系も疲労を感じ、食欲が湧かない日々が続く方も多いと思います。
最近は、お料理にスパイスを使用することが多くなりました。
その日の気分や体調を自分の嗅覚を使って確かめる。
"いい香りと感じるもの=今身体に必要なもの"と考え、その日の体調に合ったスパイスを毎日の食事に少しプラスすることで、
身体は心地よく活性化します。
私が今の時期に求めるスパイスの香りは、ナツメグ、クミン、カルダモン、花山椒あたり。
このラインナップで、あ、胃腸がちょっと弱っててエネルギー不足だな…と感じることができます。
今気に入って使っているのは、
料理家中本千尋さん監修のDish(es)ブレンドスパイス。
辛さ控えめのブレンドもあるので、お子さまがいらっしゃるご家庭でも使えて、
これだけでヘルシーなお料理の幅が広がります。
香りを楽しめるお料理は五感が活性化され、お腹も心も満たされます。
スパイスは植物であり、精油と同様に植物のさまざまな部位から採取されます。
スパイスには、香りづけ・臭み消し、辛味づけ、色づけ、食欲増進や消化吸収の補助、防腐、抗菌、酸化防止などの働きや効用があります。
その中でもスパイスが料理に香りを付ける際、その香りのもとは何なのか、
それ植物のどの部位にあるのか、どのような特徴を持っているのかなどを調べていくと
スパイスが持つ香りの力が見えてきてとても興味深いです。