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針と糸

このところ姉妹に人気の遊び、トップ3に入るものが手芸。
私がミシン作業をする横で手持ちぶさただったふたりに
針と糸使ってみる?とぽろっと言ったことが始まりだったと思う。
(とにかく、静かにしてもらいたかったから!!!)

長女は多少できるけど
次女は初めて。
え、これどーすればいいのママ?の世界。

1.道具の使い方
2.縫い方、玉結び&玉止めのやり方
3.守らなくちゃいけないこと
を伝えて、あとはご自由にどうぞ〜。

ハギレがたっぷり入ったカゴから選んだ布に、ちくちく。
手先を使うことが大好きな2人は、
人形とか小さなバッグとか
夢中で仕上げていった。
出来栄えはどうであれ、
なんだかかわいい。笑
その2人の前で私も自分の作業がはかどるし、
なかなかいい時間だ!

そんな姉妹と一緒に行った展覧会
「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」
(横須賀美術館にて。2021年6月27日まで)の
展示がまたすばらしくて。

世界のさまざまな地域で発展した刺繍。
中・東欧の民族衣装、イヌイット壁掛け、
現代のアーティストによる
アクセサリーなどの作品に触れて、
私の「針と糸熱」も、急上昇したのでした。

「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」 図録とポストカード

決めかねていた次女の誕生日プレゼントは
刺繍入りのバッグに決定。
娘の活動する自主保育では、手作りのプレゼントを贈るのが定番なんです。
そして、何を用意しているか本人には内緒。
誕生会当日までバレないように、コソコソ作業。

図案はこれまでに娘が描いた絵を。
アルファベットは、確か、娘が4歳の時に書いたもの。
表情があってなかなかいい。

好きな「むらさきいろ」のリネンに刺繍。

娘のお絵かきによく登場するもくもく雲、みたいなデザインの
バッグができました。

長女は、お友達の誕生日に刺繍入りハンカチを手作り。
その子の好きなキャラクターを好きな色の生地に
刺繍してあげる、と!宣言。いいね〜。
8割は母さんやったけどね。

刺繍は、図案や生地選びからだとハードル高いけど
シャツやバッグにワンポイント入れるのもいいし、
ダーニングみたいに衣類の補修を兼ねるのもよさそうです。

子供との家時間、何する?ってことになりがちだけど、
バリエーションの1つに手芸、
少し前は考えなかったけど、ありなんだ。

危ないから、もう少し大きくなってからではなく
危ないことを伝えてやらせてみる、ということ。
それが大事なのかな。

何よりも、子供と一緒にできることが増えるってうれしい。
梅雨時の休日の楽しみがひとつ増えました。
さて、何をちくちくしましょうかね。

Writer

TOMOKO SATO / KAMAKURA

佐藤朝子

インテリアスタイリスト/主婦

2019年2月に娘2人、いけばな教授者の夫と
鎌倉暮らしを始める。
自然に囲まれた環境で家族との時間をたのしむ日々。

雑誌や広告、店舗ディスプレイ、商品開発など
子育て中の今の自分にできることを丁寧に。

こども食器「teteeat」(テテイート)をディレクション。

Instagram
@tomokonomoto
@teteeat

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