まもなく16歳になる息子。
今、彼はカナダのバンクーバーにいます。
息子の高校留学についてたくさんご質問をいただくので、
少しづつ書いていこうかと。
まず、一番聞かれること。
「どうして海外に行こうと思ったの?!」
私の知る限り、息子のターニングポイントは小学5年生の時に行ったNY。
離婚と思春期に受験が重なり、
家族の気持ちがバラバラになりそうだった、
家族とっては辛かった時期。
そんな時だからこそ、私は二人をもっと広い世界に連れ出してあげたくて、
夏休みに子供たちと海外旅行へ行くことにした。
行き先は上のインスタの投稿にも書いてあるように、子供たちが声を揃えて
「ニューヨークに行きたい!」と。
それは恐らく、私がNYが好きで楽しい思い出を子供達によく話していたからかな。
正直、夏休みに三人でNYに行くのは金銭的になかなか高いハードル。
それでも私は、あのエネルギッシュな世界を子供達に見てほしくて。
見てほしい。というより、何か感じてくれたらいいな。と思ってた。
母の狙い通り。笑
息子はNYに行って
「自分のためにある街かと思った」
というほどカルチャーショックを受けたようで
(これ、きっと今本人が聞いたらとても恥ずかしいんだろうな。笑)
小学校を卒業する頃には「高校は海外に行きたい」と言うようになった。
NYに行った時の写真を見返していたら、もう懐かしくてたまらない!
観光名所だけじゃなくて、現地に住んでいる友人たちと遊んだりする
機会があったのも、もしかしたら良かったのかもしれない。
娘にもこんな時期があったのね・・・
【 留学直前に息子に聞いてみた 】
私
「なんで日本じゃなくて、海外なの?」
息子
「それ、俺も知りたい。笑
もう覚えてないんだよね、
なんで自分がこんなに海外に行きたいのか。
でも中学が嫌すぎたからかな。
このまま高校もここなのかと思ったら
それは嫌だ、でも他の私立も都立も嫌だ。じゃ海外いこう。
って、最初は軽い気持ちだったと思うんだけど、
勉強するうちにそれが変わっていって、今は違う。
本気で学びに行きたいと思ってる。
語学と文化や社会性を学びたい。」
きっかけは
「今の環境が嫌だ、抜け出したい」
とあまりポジティブなものでは
なかったようだけど、その時に「海外の高校に進学する」という選択肢が持てたのは
実際に自分が体感してきたことが大きいと思います。
良くも悪くも様々な体験を吸収する時期に、
日本以外の景色を見せてあげられたことが
息子の今の決断に繋がっているはず。
目の前にあるコトやモノだけじゃなく、
子供たちが知らない世界をたくさん見せて、
言葉にできない感動を感じられる機会を作ってあげることが大事なのかなと思います。
(それは実際に海外に行けなくても、今の時代ならきっと色々できるはず。)
その時にはわからなくても、その時に感じた何かが、
こうやって数年後の子供達に繋がっていくんだと思います。