icon_cross

People

息子の高校留学② – まず、どうする?

気がつけば6月も半ばで、もう一年が半分終わろうとしているなんて・・・

早すぎる!

 

 

息子がバンクーバーに行ってからも、もう2ヶ月。

さすが若いだけあって、あっという間に海外での生活にも慣れたよう。

9月の高校入学までは語学学校に通っているんだけど、

外国籍の方も含め友達もできたようで本当に安心した・・・。

留学中の様子はまた書くとして、前回の続きを!

 

息子の留学をオープンにしてから、たくさんの方に相談をされます。

「どうやって国を選んだ?費用は?学校選びどうした?」

 

留学をリアルに考え始めた時、

我が家はまず留学エージェントに相談しました。

留学エージェント、といっても私の幼稚園からの幼馴染。

彼女がたまたま留学エージェントとして活躍していたから、

留学を検討するにあたり、まずは彼女に話を聞くことに。

それは忘れもしない昨年の息子の誕生日で、

ちょうど昨年の6月のこと。

学校近くのコメダコーヒー。

 

「高校は海外に行きたい」

という漠然とした願いは聞いていたけど、

「どこに行くのか、いつから行くのか・・・」

この時には何も決まっていなくて。

学校からの留学プランや外部の奨学金制度を利用した

短期留学が現実的かなと思っていたから、

まさかせっかく入った私立校の進学を捨ててまで

海外へ行くことになるなんで、想像もしていなかった。

 

エージェントである友人に会い、まずは現実的に留学できる国の説明を聞く。

当初考えていたアメリカは国籍がないと私立しか入学ができないそうなので、

びっくりするほど高い。イギリスもそう。

あとは銃社会なのも気になる。

親としては安心。安全であるということが大前提。

 

そこで候補に上がってきたのが、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア。

それぞれに魅力はあるのだけど、入学できる時期が違ったり、教育水準にも差がある。

話を聞いた息子は、その場でカナダに行きたいと即決。

理由として、

バンクーバーが都会的であること。

綺麗な英語が学べること。

教育水準の高さ。

教育水準が高いということは、それだけ勉強ができないと

高校を期間内で卒業するのが難しいということ。

「結構勉強しないとダメだから大変だよ?」

と念押しされるも、誰に似たのか負けん気が強い息子は

「絶対卒業する」

と俄然やる気になった。

 

「カナダの高校に行きたい」

という方向性は決まったけど、カナダなら通っている高校の留学プログラムでも

行くことができる。

「もし学校を辞めて留学して、辛くて帰ってくるようなことがあったらどうしよう。

その場合は都立に編入するしかないのかな。せっかく中学受験して入ったのに」

これがその時の私の心境。

 

決して難しい学校ではないものの、進学校なので

高校に上がると偏差値は一気に60台後半、

指定校推薦で上智をはじめ、そこそこいい大学も狙える。

「このままこの学校でカナダに一年留学して大学進学を目指す」

のが一番安心なのではないかと思っていた。

 

留学は6月末に検討し始めたばかりだったけど、

もしカナダの高校に進学するなら8月には志望校に願書を提出しなければ

ならなかったので、今度は通っている学校の短期留学の担当の先生と

家族で面談することに。

 

先生からは学校で行く留学プログラムの説明や、

そのメリットデメリットを聞く。

 

「3年留学すれば大学は帰国子女枠で受験可能だけど、

1年だとそれが適用にならない」

「現在の高校へは戻ってこられない」

 

一通り話を聞いた上で横にいた息子が

「高校には進学しないで、3年間海外の高校に行きます」

とその場ではっきり言い切った。

 

その時の息子の姿を見て、

「帰ってくることになったらどうしよう」

とか

「せっかく中学受験して入ったのに」

とか、そんな考えは無くなって。

自分の意思で道を切り開こうとしている息子が、とにかく誇らしかった。

「信じて見守る」

を決めた瞬間。

 

そこからはとても早かった!

中学の成績表や出席日数を英語で発行してもらい

息子のレベルで行けそうな学校をエージェントにリストアップしてもらい

それを家族でウェブサイトやインスタを見ながら学校を選び、出願

公立だからかテストはなかった。

 

この一連の流れをエージェント無しで個人でやることもできると思うけど、

それはもう大変すぎるだろうし、現地でトラブルがあった時にも現地オフィスの

スタッフが対応してくれると思うと高くても安心には変えられない!

 

と、2ヶ月程度でバタバタと留学が決定した我が家ですが、

まず、何より大事なのは

「何がなんでもやってやる!」

という本人の強い意志かなと思います。

その思いが、実際に留学した後の生活を左右していくんだな〜

と、現状の息子を見ていても思うところです。

 

(先日訪れたバンクーバーで元気そうな息子)

 

Writer

ASUKA ISHIKAWA / TOKYO

TIAM FOUNDER / PR

キッズから大人まで国内外のファッションブランドのPRと、広告のアートディレクションを手がける。
その経験と知識を集約しキッズファッションマガジンTIAMを立ち上げる。

16歳12歳0歳の母。

Instagram @asuka__ishikawa

  • footer_sns_instagram
  • footer_sns_youtube
  • footer_sns_facebook