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ASUKA ISHIKAWA / TOKYO

TIAM FOUNDER / PR

キッズから大人まで国内外のファッションブランドのPRと、広告のアートディレクションを手がける。
その経験と知識を集約しキッズファッションマガジンTIAMを立ち上げる。

16歳12歳0歳の母。

Instagram @asuka__ishikawa

息子の高校留学③ – 一型糖尿病で留学するということ

以前のブログにも書きましたが、
息子は2年前に1型糖尿病という10万人に1人の病気を発症しました。

(こちらのブログです)

去年の夏、息子が10万人に1人の病気になった

 

それはインスリン注射がないと生活することができない病気で、
食事のたびに

 

現在の血糖値の測定

炭水化物量の計算

インスリン量の調整

腹部もしくは太ももへの注射

が必要。

 

食事どころか、フラペチーノを飲むのでもそう。

 

病気が発覚した時から数年後に留学したいという目標があったから、
病院の先生や看護師さんとも
「いつか1人で留学ができるように!」
という目標に向け、親が管理するのではなく、
自分で血糖値のコントロールができるように、
インスリンの管理も含めてビシビシ指導してくれた。
(本当にいい先生方に巡り会えたと思う)

 

いざ、留学が決まり、カナダへ行くまで10ヶ月。

何よりも心配だったのは、やっぱり持病があること。

日本で生活していた中で、発作が起きたり大きなトラブルは一切なかったけれど、

環境が変わったら何があるかわからない。

そんな時に言葉も通じない場所で、息子を助けてくれる人はいるんだろうか。

 

生きていく上で必要なインスリンの手配。

当初は私も先生たちも日本にいるとの同じように処方してもらえるものだと思っていた。

けれど、調べてみたら息子の留学先カナダ、バンクーバーの高校で加入する保険では

持病まではカバーされない・・・。

留学エージェントにも持病の話はしていたし、

過去に1型糖尿病で留学した子もいるからという話を聞いていたから、

まさかここで躓くとは思わず・・・。

海外で実費で病院を受診し、薬を処方してもらうと一体毎月いくらかかるんだろう。

 

じゃあ、日本から送ったら!

と看護師さん。

インスリンは未開封の状態では基本的には冷蔵保管。

液体なので普通に空輸したら凍結してしまう。

クール便みたいなのもの??

と色々調べたけれど、個人では相手にしてくれなさそうな企業向けのサービスしか見つけられず・・・

 

思い切ってInstagramのストーリーズで質問をしたら、

びっくりするほど沢山の方がアドバイスを送ってくれた。

実際に1型糖尿病の方、過去の留学の体験談、さらにはたくさんの人が

情報提供を!と拡散してくれて。

 

もう本当に感謝しかない。

会ったこともない私とその子供のために

こんなにも多くの人が力になってくれるんだと思ったら、

人間捨てたもんじゃない。というか、ありがとうなんて言葉じゃなくて、

皆にもらったように、私もいつか必要な人のために自分の経験をシェアして

いきたいと強く思った。

 

話が逸れてしまったけど・・・

看護師さんも日本大使館にまで相談してくれたけど、

日本から送ることも、向こうで保険適用で処方してもらうことも難しそう。

 

たくさんアドバイスをいただき多方面から検討したけど、

「国や州によって保険でカバーできる内容は変わる。」

「バンクーバーの場合、現地で受診し処方してもらうしかない。」

という結論になった。

 

この時は流石に自分の事前リサーチの甘さにがっかりした・・・。

保険でカバーできないとわかっていたら、バンクーバーを選ばなかったかもしれなかったから。

医療機関の受診がマストで留学する場合には、事前にその辺りもしっかりと

調べてから留学先を決めることをお勧めします。

そして現在。

主治医がとても協力的で理解のある先生で・・・

息子は留学する時に機内持ち込みでできる

限界量のインスリンと血糖測定器を自分で持ち込んだ。

 

続けて、1ヶ月半後に私たち家族が機内持ち込みで

息子へ届けた。

 

 

これで次回の帰国までに足りなくなったら、現地の病院で処方してもらうことになっている。

現地の病院へは日本を出発前に予約を入れ、何かあったらすぐ対応してもらえるように

現地についてすぐに息子を病院へ行かせた。

 

日本では今も毎月私が息子の代理で主治医の診察を受けている。

オンラインでバンクーバーと診察室を繋げて、

実際に息子からヒアリングをしたり。

血糖値のデータも、日本の病院で確認ができるように連動してある。

 

あとは、息子を信じるしかないと思っている。

やれることはやったつもりだけど、

何かあった時に助けてあげられる距離にはもういないから、

「自分でコントロールする」

「困った時に助けてくれる仲間を見つける」

 

自分で生きていく力をつけていくことも、

今回の留学で息子に与えられた学びなんだと思う。

 

なんでうちの子なんだろう・・・と病気になった時には何度思ったかわからないけど、

この病気を通して家族みんなが強くなった。

健康て当たり前じゃない、命の重みをより一層感じるようになった。

息子には、病気があってもこんなにポジティブに生きられるというのを

何らかの形でたくさんの人に伝えていってもらえたらいいなと思う。

 

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