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幸運と感謝と別れ

Hola!(こんにちは)

あっという間に2022年も年の瀬。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

私はというと

年末のこの時期に、思いもかけない別れがありました。

 

元気でやんちゃなうちの坊ちゃん。

実は病気を持って産まれてきた。

産院で産まれてすぐ、大きな病院へ搬送。

後日、さらに大きな大学病院へ転院。

 

毎朝、目が覚める度に

自分の子どもが病気だなんて夢だよね。と思い、あぁやっぱり現実なんだ。。。て思う日々。

あの頃は、病気という現実を受け止められずなんだかフワフワと現実感がないまま過ごしていた。

病院で、たびたび告げられる事実に毎回泣いてしまう私の涙が止まるのを待ってから話しを再開てくれる、そんな優しくて優しくて穏やかな女医さんが主治医の先生だった。

とても忙しいのに、坊ちゃんを可愛いがってくれ、私やパパのこともいつも気にかけてくれた先生。

3ヶ月の入院後も、2歳くらいまでは毎月のように会っていた先生。

丁寧に話しをしてくれるし、よく話しを聞いてくれるから診察時間が30分以上になることも度々。

病気だということは辛い現実だけれど、先生が主治医になってくれたことは大きな幸運だと何度も思った。

先日の診察で、突然、先生の異動が告げられた。

大学病院だから、異動はいつかあるなとは心の隅で考えてはいたけれど、あまりにも突然で、聞いた瞬間今までのいろいろなことがこみ上げてきたし、大好きな先生と会えなくなる悲しみで、久しぶりにまた先生の前で泣いてしまった。

先生に出会えて、私達家族は本当に幸せだった。

 

先生の坊ちゃんを思う的確な判断のおかげで、

他の先生からも学会で発表したいと言われるほど、元気に元気にやんちゃに育っている。

病気のことを書くのは抵抗があったけれど、先生への感謝の気持ちと、こんなに素敵な先生がいるんだということを残したくて、ブログに書かせてもらいました。

 

皆さん良い年をお迎えください。

明るく穏やかな年になりますように。

 

Chao

私にプレゼントする花を選び中。

 

 

 

 

 

 

Writer

FERNANDEZ FIS NATSUKO / KANAGAWA

キューバ音楽を聴いた瞬間から、猛烈にキューバへの恋がはじまる。
2016年には、スペイン語とダンスの習得、キューバの生活を体験することを目的に6か月キューバに滞在。
ハバナ大学にてスペイン語を学ぶ。

現在は、キューバ人の夫と男の子と日々キューバの風を感じながら神奈川県で暮らしている。

夫のキューバ風子育てを感心しながら勉強中。

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