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外国人必須の市民講座

先月末、OFFI( Office Français de l’Immigration et de l’Intégration)主催の市民講座を丸二日受けてきました。(移民局/入国管理局)
ビザの種類によっては受けたり受けなかったり。
個人の見解では、今後フランスに長く住みそうなビザを持ってる方々向けの講座かな。

フランスとはこんな国で、こういう法律や制度があって、
馴染んで生活して働いて税金払ってねー的な講座。
フランス共和国の歴史、民主主義とは、宗教の自由とは、
親と子供の権利とは、住宅・仕事の探し方、、等々。

よほど理解して欲しいのか、日本語通訳が付きます。
一方的に説明するだけでなく、民主主義の定義とは、自由とは?な哲学的な事をを参加者に問います。
日本人以外は、北アフリカ出身の方が多く、フランス語は堪能でそしてよく発言していました。

 

日本人通訳の方は、常に「日本人からしたら当たり前の事ですが、、、」
と前置きして通訳していました。
イスラム教が多い地域、発展途上国から仕事の為に移住する方も多いので、
自由や権利、民主主義の話をします。とのこと。
私は、何とも言えない気持ちに。。。

個人的には、西暦2019年の今、日本人は日本人だから現代的発展的良識を備えている
という自意識過剰は必要ないなと。思ふ。
もちろん生活環境、習慣、宗教の違いでの考え方、知識の差はあるけど。
それは違いであって、違いに触れる素直な気持ち、強くて明るい心の方が必要。

余談:
恥ずかしながら、私はイスラム教信仰者が豚食を禁忌としている理由を、
奈良の鹿的な事だと勘違いしていた、、知らなかった。
そんなこんな双方無知な部分はある訳で。

この講座を受ける1ヶ月半前には、OFFIにて健康診断とフランス語のテスト、面接を受けました。
フランス語のテストは、単語、文法は初級レベルだけれど、、
現代社会で生きてきていれば、絵から充分推測できる感じのテスト。
このテスト結果次第では、無料のフランス語授業を最大200時間課される。
フランス語を話せないと、なかなかこの国に馴染めないもんね。

無料のフランス語授業受けたかったら、白紙で出して!っていう忠告も、、、
善良な小市民のあたいはまともにテストを受け、無料仏語授業免除に、、
面接で切願したも、、却下。
私の次の方は、テスト0点でした、、(どーいうこと?)

喋れるが、読み書きが出来ない方は沢山いるそうです。
当たり前に「読み書きそろばん」の教育を受けられたのは有り難い。
いや、そういう教育を受けられない状況があるということは、
子を持つ親として、心苦しい。。

Writer

REIKO / PARIS

会社員とストリートダンサーの二足のわらじ東京生活を経て、パリ郊外移住を40代でスタート。一児の母。

instagram @snack_reiko

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