キューバへのひとり旅。
ホテルに着いて、荷物の整理をするのももどかしく、街に出た。
いろいろな場所から聞こえてくる音楽。
(キューバでは、多くのレストランでライブをしている。道で演奏をしていたり、スピーカーで音楽を聴きながら歩いていたり。)
車のクラクションの音。
街の喧騒。
(キューバの人は、大きな声で話す人が多いような気がする。
主人も例外ではなく、もう少し小さい声で話してほしいと言っても、「男は力強く話すものだ」と、聞き入れてくれない。)
カラフルな洋服を着て、胸を張って歩く人々。
(ちなみに、キューバの人は上下同じ色の洋服を着るのが好きなようだ。例えば、赤いTシャツに赤いパンツ。)
生命力溢れ出る人々。
街を歩きだした途端、心の扉がパーンと開いたような気がした。
私は、生まれる場所を間違えたのでは?と思うくらい、その雰囲気に親しみを感じた。
これがラテンの力!?
(マレコンという堤防で、演奏の練習をするグループ。このマレコンは、キューバの大きな魅力のひとつなので、別の回でじっくり書きたいと思う。)
指差し会話帳を頼りにしながら話す人達は陽気で、とても親切だった。
ひとり旅だったけれど、全く寂しさを感じなかった。
(むしろ、たまには一人にしてほしいなぁと思ったりもした。)
もっと、キューバを知りたい!
もっと、この国の人達を知りたい!
そして、私のキューバ通いがはじまった。
つづく
Chao