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People

メルカド 19 y B

長く勤めた会社を思い切って退職。

2016年3月から念願のキューバでの生活をはじめた。

暮らしはじめて、大きな楽しみとなったのが、

メルカド(市場)に毎週末買出しに行くこと。

私は、19 y Bというメルカドが好きだった。

他の市場より少し高いけれど、ものが良い。

毎週行くから、少しずつ店主たちとも顔見知りになり、入り口から挨拶しながら、話しながら、味見しながら品物を選ぶのが楽しかった。

マンゴー、レモン(たくさん買ってレモネードに)、トマト、アボカド。。。

 

こんなパック詰めも。

キューバの野菜も果物も

有機栽培だからとても新鮮で美味しい!!

左上のパイナップルは凍らせて食べたり。

(ちなみに他の食べ物も既製品はとても少なく、手作りしたものを売っているからとても美味しい。

安全な食べ物で育った主人の身体を汚してはいけないと思うけれど、日本で安心できる食べ物だけで生活するのはなかなか難しい。)

 

しかし、メルカドでひとつ困ったことが•••

キューバは、基本的に売る単位は500gから。

でも、ちょっと生姜焼きを作って食べたいだけなのに、そんなに生姜はいらない。

店主に「ひとつだけ買いたいの」と頼んでも、はじめは渋るものの、最後は「持っていきな」とウインクして言ってくれる。

(生姜をくれたおじさんと)

 

そして、面白いのが私みたいな外国人が歩いているとメルカドネグロ(闇市)がささやいてくる。

「今日はランゴスタ(ロブスター)あるよ」

そこで、値段交渉。

買うと決まったら、少し離れた場所から包まれたものを持ってくる。

10尾千円くらいで買ったランゴスタと、買ったランゴスタで作ったセビチェ!

 

(いかにもお肉屋さん)

 

日本へ帰国する前に行った最後のメルカドでは、店主たちに挨拶を。

去るのが寂しかったなぁ。。。

メルカド通いは、食料調達だけではなく皆んなとのコミュニケーションがとても大きな思い出になった。

 

キューバでの生活

続く

Chao

(きれいな卵を選ぶ私。タッパー持参)

Writer

FERNANDEZ FIS NATSUKO / KANAGAWA

キューバ音楽を聴いた瞬間から、猛烈にキューバへの恋がはじまる。
2016年には、スペイン語とダンスの習得、キューバの生活を体験することを目的に6か月キューバに滞在。
ハバナ大学にてスペイン語を学ぶ。

現在は、キューバ人の夫と男の子と日々キューバの風を感じながら神奈川県で暮らしている。

夫のキューバ風子育てを感心しながら勉強中。

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