歴史あるハバナ大学。
私は、この大学の外国人向け語学コースに通っていた。
(大学正門の階段をあがって見える景色)
この大学に通っていた時間は、私の宝物であり、財産である。
はじめは、スペイン語のみの授業に不安を抱いていたけれど、その不安は瞬く間に消え、通うのが楽しみになった。
語学コースは毎月一回、入学テストがあるから、長くいると、実に様々な国の人達と知り合える!
イタリア、ドイツ、アメリカ、イギリス、韓国、ベトナム、ナイジェリア、中国などなど。
実に刺激的な日々だった。
(スペイン語を学ぶのに、わざわざキューバを選んだ人達が集まっているからさらに楽しかったのかもしれない)
イタリア人のオシャレさに感心し、アメリカの高校生達の人前で話す力に驚き、欧米女性たちの真の強さに刺激を受け。。。
ナイジェリアの人と授業のいっかんで家族について話し合っていた時に、兄弟が8人いると聞いてびっくりしたり。
思い出がつきない。
(中庭の一部。休み時間にはハバナ大学の生徒達も過ごしていた場所)
休み時間にはクラスメートと連れだって、大学の側にあるカフェテリアでちょっと食べたり、フルーツジュースを飲んだりもした。
それぞれ母国語が違うのに、スペイン語を通してコミュニケーションがとれる!という楽しさ、すごさに気がついた。
近所に住む韓国人のクラスメートが、よくごはんに招待してくれて、この時間がかなりの癒しだった。
(キューバ料理も好きだけれど)まさか、キューバで手作りの白菜キムチや参鶏湯が食べられるとは思っていなかった!キンパも美味しかった!!
この友人は、本当に惜しげもなく韓国の食材とキューバの食材を使い美味しいごはんを食べさせてくれ、今でも感謝している。
大好きな大学だったけれど、ひとつだけ要望があった。
すごく良いテキストを使って授業をしてくれるのだけれど、このテキストはコピーしたものであり、授業の終わりには回収される!
書き込みができない。
宿題は写メールをとり、家で携帯の小さな画面をみながらしないといけない。
(ほとんど毎日たっぷり宿題が出たから、意外と忙しかった)
(本当に良いテキストだったから、欲しかったなぁ)
(イタリア人の友人は、テキストがもらえないことに憤慨していた)
もし願いが叶うなら、もう一度あの場所で学びたい。
冷房のある教室で。。。
(ちなみに、クーラーがある教室と扇風機の教室があった)
皆さんの中に、時間に余裕を持ってキューバへ行く方がいたら、ぜひ、ハバナ大学に通うことをオススメしたい。
(実に様々な国のクラスメート&トイレのおばあさん)
(クラスの先生と。この先生は私達やキューバ人の学生を自宅に招待してくれ、パーティーを開いてくれたりした)
キューバでの日々、つづく。。。
Chao