キューバで過ごす時間の中で、何が楽しいかって、街歩き!
暑い暑い日々、窓やドアを開け放している家が多い。
(冷房のない家が多いから)
カーテンを引いていない家も多く、歩いていると部屋の中が自然と目に入る。
歴史ある建物、薄暗い部屋、ソファや揺り椅子でくつろぐ人、家族や友人と話している人達。
カラフルな洗濯物。
なんとなく漂う哀愁。
しめきった家が多い日本。
キューバでは目に入る風景に、心奪われながらただただ歩いていられる。
(でも、日中はとても暑いから歩くなら夕暮れ時をオススメする)
そして、繁華街的な通りを歩いていると、とにかく声をかけられる。(ナンパ)
多くの場合、外国人と仲良くなって、お酒をおごってもらおうとか、夜、踊りに連れて行ってもらおうとか。。。
そして、キューバ人の特徴だと思うけれど、結構しつこい。
ある日、街歩きをしている時にナンパされた。しつこかったけれど愛嬌がある彼ら。
無視はしたくない。
「〜に行きたいんだけど、どうやって行けばいい?」
と聞いてみた。
一生懸命に教えてくれて、あっさりバイバイできた!
次からはこの手でかわすことにした。
私流ナンパかわし術。
どうしてだろう。
キューバ人は、根っこはきちんと純粋な人が多い。
だから、また会いにキューバへ行きたくなるのかな。
ある日の夜中、急用で行かないといけない場所があり、ビシタクシー(自転車タクシー)を探していた。
その時、とーってもしつこい男子グループがナンパしてきた。
「私、今すごく急いでいて、ビシタクシーを探しているの」と真剣に言ったら去っていった。
しばらく歩いていると、後ろの方で口笛(?人を呼ぶ時に口で鳴らす音)が聞こえた。
振り向いてみたら、さっきのグループがビシタクシーここにいるよー!と教えてくれた。
根っこは、純粋。
(その後、乗ったビシタクシーの運転手さんに、こんな時間に一人で出歩いてはいけないとさんざんお説教された)
キューバ人は大きな音に寛大で、家やお店の中からは大音量の音楽が溢れ出ている。
怒るどころか、むしろ溢れ出る音楽にのって踊ってしまう人達。
(最近無性にこの溢れ出る、少しザラついた音が聞きたくてたまらない)
(日本では大音量は、近隣とのトラブルのもと。
何度主人に説明し、音量を下げるように言ったことか。今も時々言わないといけない)
(いつも不思議に思うのは、キューバ人は大音量の中でも話しができる。私は、音に邪魔されてよく聞こえず、会話にならない)
また、あの喧騒の中を歩きたい。
キューバでの日々。
つづく
Chao