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AYUMI NIBU / TOKYO

JUST ANOTHER SPACE / DIRECTOR

高校卒業後すぐに、渡豪、渡仏し、帰国後アパレルブランドに就職。

その後、再度ヨーロッパへ渡り、ロンドンのデザイン会社に勤務。
3年後日本に戻り、あらゆる業種の仕事を転々とし、クリエイティブスタジオANSWR(現THINKR)にたどり着く。

併設するGALLERY/SHOP/オルタナティブスペースでのマネージャー経験を経て、双子を妊娠、出産。現在はJUST ANOTHER SPACEに所属し、ディレクターとして従事する傍ら、”Have a piece of art in your life” をコンセプトとした子ども向けライフスタイルブランド「 VV3 (ベベトワ) 」を立ち上げ、2018年には、プロジェクト第一弾として、日本、US、EU (時々インド) を往来しているノマドアーティストNIKY ROEHREKEとのコラボレーションを実現。

今後VV3のさらなる展開はもちろん、子供のいる暮らしをより豊かにするための、新たなプロジェクト実現に向けて夢膨らませながら、日々、育児に奮闘中。

Website
http://vv3.tokyo/

1年大事に育てたクワガタの死 -5歳児が感じること-

1年大切に育ててきたクワガタが死んだ。

去年の夏、小淵沢の親戚のところへ、
『カブトムシを収穫するんだ!』と
張り切って出かけたものの
猛暑で、地元の人曰く、
“暑すぎてカブトムシがいなくなってしまった”とのこと。

仕方なく、
公園の駐車場で販売していた
カブトムシ博士(おじさん)に
わりといい金額のお代を払って
祖父が4匹買ってくれたのだった。

ほどなくして、
3匹は死んでしまい、
残った最後の1匹が今朝、
ついに逝ってしまったんだけど、
その4匹の死に対する反応が毎回違っていて、
二人を心を大きく成長させる経験となった。

飼って間もなく1匹目が死んでしまった時は、
「ねーねー!全然動かないんだよ!みてみてー!」
と、”死ぬ”ってことが、どういうことか、
あまりよくわかっていなかった。
『ご飯食べたら動くかなー?!』と、
ゼリーの上にのせてみたり、
ツンツン触ってみたりしていた。

2匹目。
“一度死んでしまったら、もう動き出すことはない”と
前回に学んだふたりは、
「なんでまた死んじゃったの、、?」
「土が乾いちゃったからかな、、」
「きっと、、僕がドン、ってやっちゃったからかな、、」
と、しょんぼりしながら、
理由を探り出し、反省し始めた。

3匹目。
「母、みないで。みちゃダメ、、」と
必死に虫かごを隠すアラタ。
中の異変に気付いて怖くなった様子。
数時間後、半べそで「ごめんなさい、、」と
私に謝ってきた。
(ちなみに、私は死んでしまったことに対して怒ったことは一度もない)
きっと、その気持ちを
どこにぶつけていいかわからなかったのだろう。

そして、最後に残った今回の4匹目。

大事に大事に育てて、
1年一緒にいた子が、
今朝、突然、動かなくなった。

イッタは、
クワガタの死を知ると
「え?!ええええ?!」と、
漫画のように、
ぐ、ぐ、、ぐわあああああああと
思いっきり声を出してワンワンと泣いた。

アラタは、
私に背を向けて、
手に乗せたクワガタの背中を、
よしよししながら
T-shirtsの袖で
静かに涙をぬぐっていた。

その丸まった背中たちは、
シクシク揺れていて、、
そのふたりの姿に、
私もついにもらい泣きしてしまった。

私自身、もともと虫とか全然得意なほうじゃなくて
最初はカブトムシとクワガタの違いすらわからず
「こんなの、ゴキブリと見た目ほぼ変わんねーじゃん」
とか思ってたけど
どっちかいうと、二人に
「命に愛情を注ぐ」という意味を伝えたくて、
実際、夏の暑い日はアイスノンを敷いて、
冬の寒い日は寒くないようにダンボールで囲ってやって、、笑
乾かないように水をまいたり、ゼリーをあげたり、
わりとちゃんとやって見せてきた。

だから、この朝の二人の涙がすごく嬉しくて、切なくて、
「すっごく素敵な涙だよ、
この気持ちはずっと大切にしようね」って
カブトムシの死に対して、
そんな臭いセリフを言う自分に
少しニヤつきながらも、、
ふたりをしっかり抱きしめて、
ふたりは気が済むまで泣き続けた。

クワガタは近くの公園に埋めにいった。

また会いにくるね。ってお花も添えて。

そして、
私も、
すっごく大切なことを二人に教えてくれたてクワガタ氏に
『ゴキブリなんて言ってごめん。ありがとうね、』と、
きちんとお礼を言ったのでした。

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