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キューバ的小話をふたつ

今日は、キューバ的小話をふたつ書こうと思う。

 

①食事の準備は、じっくりと

社会主義のキューバは、生活必需品が配給でもらえる。

たとえば米、豆、砂糖、パン、たまご。。。

毎日のように食べる米や豆。

日本で売っている物のようにキレイな状態でもらえるわけではない。

小石が結構たっぷり、草が乾燥したようなものなどが混じっている。

なので、食事の準備の第一歩は、これらのゴミ?を取り除くことからはじまる。

小石なんてかじりたくない。

だから、指先で丁寧に取り除く。

(右側に見える黒いものが、小石など)

もちろん、時間がかかる。

日本の生活ペースだったら、とてもやっていけないこの作業。

 

でも、私はこの時間をとても愛おしく思い出すことがある。

愛情こもった食事づくりの第一歩

のような気がして。

 

②最後は誰??

しつこいようだけど、キューバはほとんど一年中暑い。

(青い青い空)

でも、生活の中で行列に並ばないといけない時がある。

ATM、銀行、アイスクリーム屋。。。

炎天下の中、並ぶわけはなく、人が木陰に散らばっている。

そこで、自分が並びたい時は、そこら辺で

「Última persona?(最後は誰?)」

と声を出さないといけない。

自分が最後尾の時は、

「Yo.(わたし)」

と、こたえて知らせる。

 

慣れるまでは、この声がけにちょっとした勇気が必要だった。

(慣れてしまえば、キューバ人の仲間入りをしているような気がして、嬉々として声をだしていた私)

 

キューバでの日々。

つづく

Chao

(向日葵の花束。そろそろ日本でも向日葵の季節)

Writer

FERNANDEZ FIS NATSUKO / KANAGAWA

キューバ音楽を聴いた瞬間から、猛烈にキューバへの恋がはじまる。
2016年には、スペイン語とダンスの習得、キューバの生活を体験することを目的に6か月キューバに滞在。
ハバナ大学にてスペイン語を学ぶ。

現在は、キューバ人の夫と男の子と日々キューバの風を感じながら神奈川県で暮らしている。

夫のキューバ風子育てを感心しながら勉強中。

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