パリの雰囲気を味わったら、
お次はTGVに2時間揺られリヨンへ。
今回のフランスは、プライベート50%。仕事50%。
ここリヨンにはGENERATORとFOVのビジュアル撮影のためにやってきました。
キッズの撮影は何十回と仕切らせていただいているので、
お手の物!と言いたいところだけど、
海外での撮影は初めて。
現地のカメラマンに、現地の子供達。
当然事前にロケハンもできないし、日本を発つ前は心配とプレッシャーで
忘れてるものがないか何度確認したかわからない。
タクシーで取りに戻れる距離じゃないしね。
でも、頼れるコーディネーターzozioデザイナーの昌代姉さんに会ったら
「なんとかなる!いや、なんとかする!」
って腹くくれました。
こういう時は関西弁に救われるんだよね。笑
(姉さん関西出身)
撮影は始まってしまえば、
ほんとにその場でなんとかしなきゃいけない状況が多発する。笑
相手は子供だから、大人の思い通りにならないこともあるし、
会ってみたら予定より背が伸びちゃってて高いとか低いとか、
靴が入らないとか、着せてみたら他の子の方が似合っちゃいそうだから
その場でコーディネート組み替えることもある。
キッズの撮影には「臨機応変」さと「忍耐強さ」のどちらも必要かなと。
話を戻して、この日のリヨンの気温は40度近くって、
秋冬物を着せられる子供達・・・よく頑張ってくれました。
同行した娘もお疲れ様。
もう一つ。
ジャーナルスタンダードで展開中のSKINの新作、
「フランスでその辺の人に着せて撮ってきてください!」
というSKINディレクターからの超ざっくりなオファーをもらっていたので、
こちらは本当にその場でオファーして着てもらったのを
デジタルとポラとで、私が撮ってきた。
空気の色が違うのかな。
日本で撮るのとポラの色の出方が違う。
仕事を終えたら、お待ちかねのワインタイム。
近所のみなさんも集まっての宴は、オールフランス語で
わからなすぎて逆に諦めがついた。笑
話しかけてくれる時は英語で、込み入った話は日本語に。
姉さんファミリーは皆んな3か国語話せるから脱帽ですよ・・・
この時期のヨーロッパは22時くらいまでこの明るさ!
フランスに友達ができた娘❤︎
世界中に友達が作れたらいいね!
ここから教育について熱く語らせていただきます・・・・
こっちの教育や子育て事情を聞いていると、日本との違いに驚くことも多い。
一番不思議なのが、フランスの幼稚園や小学校は土曜日だけじゃなく水曜日もお休みなんだって。
宿題もない。(全ての学校ではないだろうけど)
ということは授業時間は圧倒的に日本の方が多いんだよ。
単純計算で週に8~9時間 。
フランスの子たちは、みんな普通に小学校に通っていれば英語も話せるようになっているのに
なぜ日本の教育だといつまでたっても習得できないのだろう・・・
先日小学校で個人面談があったので、フランスの授業日数の話を先生に話したら
「へぇ〜そうなんですね〜」
で終わってしまったのだけど、日本の文部省が定める教育プログラムと、
他の国のプログラムやカリキュラムの違いとか、
日本で教えていたら気にならないのでしょうか・・・
私が教師だったら、めちゃくちゃ調べるけどな・・・
他のいいところは真似して、必要ないところは削りたい。
家族と過ごす時間や、今しかできない体験に注げる時間をもっと増やしてあげたい。
なんてことを、日本から出て違うモノやコトに出会うといつも考えてます。
自分が当たり前だと思っていることに疑問を持つこと、
自分を客観的に違う視点から見ること。
常に広い視野でいたいから、毎年日本を出てるところもあるし、
子供達にも日本にいたら感じられないことを感じてほしくて、
極力連れて行ってるんだと思う。
これからの時代は、どこの国にいても仕事ができる形が加速すると思うから、
将来、自分が一番居心地のいい場所で、好きなことをして生きていける力を
養えるよう導いてあげたいと思います。
次回はパリに戻って展示会巡り!