打ち合わせが夕方にあるだけの平日の昼に森美術館でやっている塩田千春 魂がふるえる展を見てきた。
現代美術は好きでも何かを感じとれるところまでいける事が私は少ないけど、一番最初の形どった娘の手が絡まった何かを大事に持っている作品を見たときから、胸がチクチク傷みだした。ズキズキに近いかも。
他の作品も過去のインスタレーションの写真や動画からも全てがもがきながら生きている感じが伝わりすぎて痛かったし、たまに泣きそうになった。
インスタとかで写真で見てた感想と、行ってみた感想が全然違うかも。あと、自分の気持ちの状態でも感じ方が変わりそう。
今年はなんとなく低調気味で悶々としてる割に仕事を含めて新しいことにたくさん出会ったり知ったりはじめたりするような変な年で、自分も今少しもがいてるからチクチクしたのかもしれない。
アッパーで若いなら、赤い糸も泥の写真も燃えたピアノも映えスポットでしかなかったかもしれないし、塩田さんは狂った人にしか思えなかったかもしれない。
最後の塩田さんの娘さんと同じ10歳の子供たちが魂について話し合っている映像もとてもよくて見入ってしまった。
1人で行ってじっくり見れてよかった。