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長距離バスの旅@キューバ-①-

Hola(こんにちは)

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

ブログを書きたいと思いつつも、なんだか心がザワザワして書けませんでした。

外に出る機会が減り、日々の暮らしに目が向いてきた今日この頃。

時間に流されず、家族との暮らしに向き合うのも大切だなぁと再認識。

そして、ふと思った。

あっキューバ的!

仕事より何より、家族と過ごす時間が大切な人達。

思い出すと心に強さが宿る。

 

今日は、大切な思い出のひとつ、

長距離バスの旅@キューバ -前編-

について書こうと思う。

 

ハバナ大学の夏休みを利用して、キューバ第二の都市、音楽の都!サンティアゴ•デ•クーバへ行く計画を立てた。

飛行機の予約もバッチリ!

しかし、なんとなんと出発の前々日に食あたり。

普段行かない高いレストランの食べ物が、その時

妊娠中だったカラダにあわなかったらしい。

どうにもならず病院で点滴も。

泣く泣く飛行機と宿のキャンセルをした。

 

数日で体調も回復し、あきらめきれないサンティアゴへの旅をしようと意気込んだ。

が、季節は夏休み。

すでに飛行機の予約は取れず。

外国人用のバスも当分満席。

キューバ人専用のバスも出発当日に並んでキャンセル待ちをするという不確かで、ハードなもの。

でも、行きたい。

今を逃したらいつ行けるかわからない憧れのサンティアゴ。

 

ひとつ閃いた!

そう、ここは賄賂が効く国。

使いました賄賂!!

キューバ人用長距離バスに乗るために。

 

出発の日、ターミナルで並ばず直接バスへ行けと。

座席へ一番のり!

並んでいた皆さん、本当にごめんなさい。

 

さぁ出発。

しかし、そこはキューバ人専用バス。

途中休憩するターミナルも外国人が利用するバスとは違う(もちろん、チケットを買えばキューバの人達も外国人が利用するバスに乗れるけれど、チケットはとても高価)。

 

途中、故障のため二時間半の道端での立ち往生あり。

走っていると自然と開いてくる窓。

(降ってきた雨との戦い)

最初のトイレ休憩は野原!?

(前途、不安になった)

 

結局、17時間半くらいかけて目的地に着いたのは夜中。

体力的にはとても大変だった。

その時は、キツかった。

でも、とてもいい経験をした!

長距離バスだから、途中途中主要都市に停まって休憩する。

ターミナルで売っている食事が薪でおこした火で作ったものだったり。

カラフルな壁画が続く街を走ったり。

しかし、多くのターミナルでは食欲をそそられないパンが並んでいて、あー日本だったらおにぎり売ってるよなぁ。おにぎり食べた〜い!って、何回も思った。

おにぎり最高!

 

途中、しめた大きな七面鳥を持って乗車する人がいた。そのまま、むき出しの七面鳥が座席下のスーツケース置き場に置かれ、血とかがスーツケースについてしまったらとドキドキした。

 

夜中に着いた宿は、ハバナより全然安いのに、広いキッチン付き、朝食付き。

とりあえず、とっても疲れたので寝ることに。

 

サンティアゴでの日々は、また次回に。

 

どうか、どうか皆さんが無事に穏やかにこの時期を乗り越えられますように(心より)

 

Chao

(サンティアゴの由緒あるライブハウスでのコンサート)

(マラカスを振るセニョーラがとてもかっこ良かった!)

 

 

Writer

FERNANDEZ FIS NATSUKO / KANAGAWA

キューバ音楽を聴いた瞬間から、猛烈にキューバへの恋がはじまる。
2016年には、スペイン語とダンスの習得、キューバの生活を体験することを目的に6か月キューバに滞在。
ハバナ大学にてスペイン語を学ぶ。

現在は、キューバ人の夫と男の子と日々キューバの風を感じながら神奈川県で暮らしている。

夫のキューバ風子育てを感心しながら勉強中。

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