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長距離バスの旅@キューバ③

Hola(こんにちは)!

自粛生活に終わりが見えましたね。

うちは、彼(キューバ人)もがっつりstay homeだったので、家族で巣篭もり生活をしました。

彼に仕事があると、子どもと過ごすのは夜の短時間だけ。

毎日、たっぷりパパに遊んでもらって、すこぶる機嫌が良い坊ちゃんでした。

うまい言葉が見つからないのだけれど、彼が遊んでいるのをみていると、スキンシップたっぷり、

ストレート、ダイナミックに遊んぶので、まるで

動物の親子、熊の親子!?をみているような気がした。

 

さぁ、音楽の都、サンティアゴ•デ•クーバへの旅の続きです。

日本を発つ前、キューバをこよなく愛するcompañero (同志)(勝手に私がそう思っている)が

サンティアゴにgran piedra(大きな石)という公園があって、行ってみたいと。草原にいくつもの石像がたたずんでいて、かなりシュールな雰囲気らしい。

それなら一足お先に下見してみようと思った。

 

まずは、gran piedra へ行けるタクシーを探すところから。

その公園は、急勾配の坂を登り続けた山の上にあるから、クラッシックカー(古い車)では行けない車も多いと。

でも、見つけた。

見つける時は、ハバナ大学の先生のアドバイス、

質問する時は、三人にすること。

その中から、良いと思ったものを選ぶこと。

を実践。

見事に、三人の言う値段が違った。

 

いざ出発。

本当に急勾配の坂を登り続けた。

山腹で、オーバーヒート。

道端でエンジンが冷めるのを待つこと一時間。

気をとりなおして出発。

 

公園に到着。

澄んだひんやりとした空気。

人と熱気にあふれている街とは全然違う。

木々に囲まれたハイキングコースのような道、階段をかなり頑張って登った。

さっきネットでみたら、500段弱の階段だと。

頂上には、まさに大きな石がでーんとあった。

 

まさに!とは思ったけれど、私がみたかったのはこれではない、石像だ。

むこうの山に建物があるのがみえる。

きっとあっちの方だろうと、そこに続く道を進むも断念。

舗装されていない道、石がゴロゴロ。

上がったり下ったりの道。

履いてきたクロックスではとてもじゃないけれど、進み続けられなかった。(それに妊娠中の私)

 

ゴールを見ず、悔しい気持ちを抱きながら戻った。

受付で、石像はどこにあるの?と聞いたら

それは別の場所にある別の名前の公園よ

と。

彼と一緒に大笑い。

 

澄んだ空気。

眺めの良い高地。

良い経験をした。本当に。

今でも、このgran piedra ネタで私達夫婦は時々笑いあっている。

 

街へおりたら、再びライブを聴きに。

 

いつか本物の石像群をみてみたい。

 

Chao

Writer

FERNANDEZ FIS NATSUKO / KANAGAWA

キューバ音楽を聴いた瞬間から、猛烈にキューバへの恋がはじまる。
2016年には、スペイン語とダンスの習得、キューバの生活を体験することを目的に6か月キューバに滞在。
ハバナ大学にてスペイン語を学ぶ。

現在は、キューバ人の夫と男の子と日々キューバの風を感じながら神奈川県で暮らしている。

夫のキューバ風子育てを感心しながら勉強中。

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