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ボルドー ル ポルジュ(魔女修行の家)

トゥールーズから車で3時間。
ボルドー市街地を抜けて大西洋に向かう途中のルポルジュという街へ。
10年以上前からのダンス仲間、ダンス姉妹の美和ちゃんが住む家へ。
フランス人夫のジュルと、娘のミナ、息子のカンの4人家族。

  

ジュルはファームで育ち、自らもパーマカルチャーを営む。
家族が住む家は倉庫を自ら改装。
ワクワクする、こういう家。
ピカピカ抗菌なお家より断然好き、私は。

家具等々は、譲ってもらったか拾ったもの。
センスがモノを言う。

電気はソーラーパネルで。無駄使いは出来ない。
でもこと足りる。切れたら寝て太陽が出たら明るい。
冷蔵庫はない。
各部屋に薪ストーブがあるので冬はあったかい。

 

トイレはドライトイレ。
用を足したら、木屑をかける。そのまま堆肥になる。

 

シャワーは外。お湯は出ません。
生活用水は水道を引いている。
畑と洗濯は、雨水か井戸水。
ガスは、プロパンを購入。

 

ジュルの弟の部屋。
ポパイの特集に出てきそうなお洒落!
きちんとしたい、彼の性格も出てる。

 

私達の寝る場所。寝る場所さえあれば充分。
朝起きて、庭からミラベルをとってきて食べる。
コーヒーやお茶を飲む。

 

子供たちは庭や家の中で勝手に遊ぶ。
午後はみんなで海に行く。
夜はみんなでご飯つくって食べる。

 

いつもならすぐにトイレに流しちゃって、
気にも留めない自分自身の排泄物を見て、
人間のろ過装置すげーなと感心した。


数日間生活していて一番気になったのは、ゴミ。

なるべく出したくないと自然に感じ、行動していた。
滞在中生理になってしまい、美和ちゃんが使わなくなったタンポンをもらった。
次回は生理カップにしたいと本気で思った。

不便も便利もすぐに慣れる。
トイレもシャワーも私は1日で慣れた。
子供なんて、便利・ピカピカ・高級とかが優れているとかいう概念ないだろうな。
どこでもなんでも愛と笑顔さえあれば心地良いんだって顔してた。

Writer

REIKO / PARIS

会社員とストリートダンサーの二足のわらじ東京生活を経て、パリ郊外移住を40代でスタート。一児の母。

instagram @snack_reiko

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