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なかなか濃い乗り合いタクシー

Hola(こんにちは)!

秋晴れが気持ちいいですね。

今日は、なかなか濃いキューバの乗り合いタクシー(=マキナ)について。

 

ハバナでの移動は、バス以外に乗り合いタクシーのマキナがある。

マキナは、自動車好きの人がみたら目が輝いてしまいそうなアメリカンクラッシックカーがほとんど。

マキナは、道端でヒッチハイクのように手を出して車を止める。

そして、走るルートが決まっているから、行きたい場所を運転手に言い、そのあたりに行くようなら乗り込む。

(キューバに着いた当初、車を止めて行き先を言うという行為になかなか勇気が必要で、先輩compañero(同志)からのアドバイスにより、信号待ちで止まった車に聞いていた)

 

クラッシックカーはカッコいいけれど、ずっと昔から大切に乗られている車。

ある時は、勢いよく乗り込んだら、スポンジのないシートでお尻を強打。

ある時は、座ったらシートがボンッと前に出てしまったり。。。

 

そして、緊張するのはドアの開け閉め!

優しく閉めると閉まらない。

ちょっと力を入れたら、ドアがガタンと傾いてしまい冷や汗が出たことも。

(この時は、同乗の男性がすぐになおしてくれた)

コツがいる。

(もちろん普通に乗れるマキナもたくさんある)

 

冷房はないから、窓を開け放し、運転手がガンガンかける音楽を聴きながら、街を眺めながら走るのがとても好きだった。

 

ある時は、汗だくの男性と密着しながら乗ったり(満席だったから)、ある時は楽器を抱えたお洒落なミュージシャンが乗ってきたり。

どんな道中になるのか、ちょっとした楽しみもたくさんあるマキナ。

(マキナの中から。海岸沿いのマレコンを眺める)

 

はじめの頃に苦心したのが、運転手に行き先を伝えること。

私が住んでいた地区から、中心街に行くには

「habana(ハバナ)」と一言いえばいい。

スペイン語はhを発音しないから「アバナ」と言えばいいのだけれど、ハバナと言うような発音で言ってもなかなか通じない。

 

そこからは、マキナに乗りながら乗ってくる人、降りる人がどんな風に言うのか耳をすませる日々。

 

そして、みつけた!発音のコツを。

低い声で、渋く、サラリと

「アッバナ」と言うこと!

(もちろん、言い方の闇練をした)

 

降りる時もに短くて通じやすい言葉を、同乗者に注意をむけながら、学びとった。

 

ガンガン音楽が鳴り響くマキナに乗って、ハバナの街を走りたい。

次に乗る時は、息子と一緒に乗るのかな!?

 

(ちなみに、地方都市の交通手段は乗り合い馬車やバイク)

 

chao

(これは、観光向けのクラッシックカー)

 

Writer

FERNANDEZ FIS NATSUKO / KANAGAWA

キューバ音楽を聴いた瞬間から、猛烈にキューバへの恋がはじまる。
2016年には、スペイン語とダンスの習得、キューバの生活を体験することを目的に6か月キューバに滞在。
ハバナ大学にてスペイン語を学ぶ。

現在は、キューバ人の夫と男の子と日々キューバの風を感じながら神奈川県で暮らしている。

夫のキューバ風子育てを感心しながら勉強中。

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