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18ème jour (フランス軟禁生活シーズン2)大家さんと私① エレガントかどうか

半年前、ファーストロックダウン最中に今の家に引っ越してきました。
小さな庭のある広くはないけど快適な家です。

大家さんは隣に住んでいます。80代の元気な老夫婦。
門は一緒で、玄関はもちろん別々です。
大きな一軒家の手前が私達の家、奥が大家さんの家といった感じ。

入居当初から仲良しです。
そのエピソードはどんどん紹介したい。

軟禁生活シーズン2に入り、今回は娘の学校がある。
主婦なわたしは、全然伸びない仏語を勉強しようと決心。 
大家さんマダムに交換日記しようと提案しました。
すると庭のテーブルでソーシャルディスタンスをとりながら、教えてくれることに!
マダムもすべき事が見つかったかの様に、やる気満々。
2日に1回、2時間の授業をやっています。
先生の家が裏なので、絶対に逃げられません。。苦笑

フランス語はもちろん規則があります。
でも多くの例外があって、それがとても飲み込みづらい。
なぜ?と質問すると、解りやすく説明してくれます。
そして、いつもおっしゃるのが、、、
「この方がエレガントだから」
エレガントであるかどうか、言葉や流れが美しいかどうかが、とても大切だということ。
ほほう、、素敵だな。
優雅や美しいってのが指針にあって、さらっと口から発されるなんて。
そして、人間ぽいなと感じた。

いつか読んだ羽生善治棋士の著書で、
コンピュータには、生理的に気持ち悪くてこの手は指せないという事がない。
というような言葉を読んだ。

人間には感覚、美意識、スピリチュアル等々、不思議な領域がある。

 

<18日目の私>
今日は機嫌良く過ごせた。
近所のお気に入りのカフェへカリムと散歩がてらカプチーノを買いに行った。
やはり厳しい状況だが、とにかく店を開け続けると言っていた。

Writer

REIKO / PARIS

会社員とストリートダンサーの二足のわらじ東京生活を経て、パリ郊外移住を40代でスタート。一児の母。

instagram @snack_reiko

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