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挑戦、旧市街のボクシングジム

Hola!(こんにちは)

モヤモヤが広がる昨今だけれど、やっぱり新年。

心には、自然に新年の抱負が浮かび上がってきた。

挑戦

これが私の今年の抱負です。

 

挑戦の言葉とともに、浮かんできたのがキューバのハバナ旧市街でみたボクシングジム(青空ジム!)

 

キューバへ行く前に、旧市街にあるボクシングジムの話しをcompañero(同志)に聞き、行ってみたいなと思っていた。

 

昼の強い日差しが落ち着いた頃に訪れたジムは、

青空ジムだった。

運良くボクシングの練習が始まるところだった。

精悍な若者が打ち合うような練習を想像していたけれど、はじまったのは子供たちのクラス。

許可を得て、スタジアムのように階段上に並んだ

ベンチに座った。

 

練習がはじまる前に、近くに座った親子がいた。

付き添いの父親が靴袋から取り出したのは、日本だったらとっくに履かないようなボロボロの黒いスニカーだった。(でも、きちんと磨かれているようだった)

 

万年物不足のキューバ。

このスニーカーも相当履きこまれていたのだろう。

 

いざ練習がはじまると、コーチも真剣。

子供も真剣。

ジムだって歴史を感じる古さだし、設備だって整っていないけれど、それでもエネルギーを感じた。

ここから、強さが生まれる気がした。

だから挑戦という抱負が浮かんだ時に、このジムを思いだしたのかもしれない。

 

ちなみにキューバは、子供の習い事は無料

ボクシングもダンスもピアノも。。。

(国が指導者に報酬を支払っている)

 

月謝を気にせず、子供が習いたいものを習える。

可能性が広がる。

これは、いいなぁと思うシステムのひとつ。

(可愛いらしくも力強い拳)

 

世界の裏側の国で、とても尊いものを見せてもらった。

(帰りがけに、ボクササイズをやらないかと誘われたけれど、断ってしまった)

 

今、この時期を、静かに強く乗り切りたい。

 

Chao

 

 

Writer

FERNANDEZ FIS NATSUKO / KANAGAWA

キューバ音楽を聴いた瞬間から、猛烈にキューバへの恋がはじまる。
2016年には、スペイン語とダンスの習得、キューバの生活を体験することを目的に6か月キューバに滞在。
ハバナ大学にてスペイン語を学ぶ。

現在は、キューバ人の夫と男の子と日々キューバの風を感じながら神奈川県で暮らしている。

夫のキューバ風子育てを感心しながら勉強中。

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