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Jour50 指輪ちゃん物語n°1:Mme.アニーク

思春期のころからずっと見ていた雑誌のパリスナップ。
パリジェンヌ達は母や祖母からもらったジュエリーやアクセサリーを付けていた。
猫も杓子もティファニーとかじゃない感じがさすがだなーと憧れてたけど、
なかなか自分の好きなや物お守りみたいな物を、付けこなせなかった。

渡仏して、パリジェンヌやマダム達はやっぱり好きな物を好きな様に身につけていた。
指輪について尋ねると、嬉しそうに話してくれる。

アニーク 70代前半
ハートの指輪は義理の妹がくれたもの。
石がとれちゃったけど、可愛いからしている。
爪はやすりで整えられていて、透明のマニキュアが清潔感があってきれい。

薬指のオニキスとダイヤが入った指輪は旦那さんから。
彼は20年前に他界。アルジェリア人でした。
ゴールドのリングはお母様の結婚指輪。
中指のルビーのリングは娘にあげたが、付けてないので自分のものに。
黒い石のものは自分で気に入って買った。

 

松ぼっくりのネックレスはお母様のもの。
3つのハートネックレスは、子供が3人いるので一目惚れ。

アニークはいつも笑っている。
興味は多岐にわたり、老若男女だれとでも優しくユーモアを交え会話する。
髪型は決まって前髪有りのボブで赤茶色。
撮影前日、トラムで携帯電話をすられてしまった。。。

 

<50日目の私>
朝、フレンチ寺子屋の先生から電話で呼び出し。
フランス語レッスンしました。
本日もジャンヌモロー節炸裂してた。
「女性は産まれた時から、世の中に私の人生という自分の席がある。
誰かが作ってくれたとか、誰かの席を間借りしてるとかじゃない。」

Writer

REIKO / PARIS

会社員とストリートダンサーの二足のわらじ東京生活を経て、パリ郊外移住を40代でスタート。一児の母。

instagram @snack_reiko

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