ボンジュール!
ファッションディレクターの Maddy です。
TIAM Magazine では世界中のキッズファッションにまつわるニュースをお届けします。
第二弾となる今回は「絶対に知ってほしい!ヨーロッパブランド特集」です。
パリで開催された子ども服の展示会【Playtime Paris(プレイタイムパリ)】や【KID(キッド)】で、
私が実際にコレクションを見て 『MUST-BUY!!!』 と唸ったブランドばかり。
自信を持ってお勧めしたい ヨーロッパブランド4選をご紹介します。
1,RKO (ジョージア)
北にロシア、南にトルコやアルメニアと隣接する東ヨーロッパの国、ジョージア。
自然豊かな美しい 国から可愛らしいキッズブランドが誕生しました。
その名も「RKO」。
2016 年に 5 人の若いママ達 によって設立されたこのブランドは、ハンドメイドにこだわったニットがシグネチャーアイテム。
どこ かノスタルジックでキュートなデザインは、
おばあちゃんが心を込めて編んでくれたセーターやマフラーを思い出させます。
「美しい洋服を作ることが私たちの生活には一番大事なこと」
とはデザイナーの言葉。
今では、ヨーロッパをはじめ、中国や韓国にも卸先があり、
なんとイギリスのキッズブランド CARAMEL London やフランスの le petit souk とコラボ商品を発売するなど、
今後の展開に期 待大!
孫の代にも代々引き継がれる洋服づくりを目指し、常に世界中を視野に
高いアンテナを張 って次のステージを目指す RKO から目が離せません!
Instagram / @rkokids
2,We A Family (イギリス)
ロンドンに住むスペイン人のデザイナーコンビが創り出す We A Family。
2人の故郷スペインの明るい空の色のようなヴィヴィットな色使いが特徴のブランドです。
「あそびは思いっきり、汚れたっていいじゃない!」
というデザイナーの想いが詰まったプロダクトは、ワークウェアからインスパイア。
また兄弟で着回しが出来るようにと、丈夫な作りになっている のも嬉しいポイントです。
ボーイッシュなデザインの洋服に赤、青、黄色、緑など色鮮やかな組み 合わせを施すのだから、
そのセンスの良さに感心してしまいます。
そして特に注目して欲しいのが、エコレザーを用いた革靴のレパートリー。
黄色や緑、ピンクといったカラフルカラーがうまくミックス されていて、その可愛さにため息が出てしまう。
アナタのお気に入りの一足をぜひ見つけてください!
3,F A U N E (イギリス)
子どもの頃から仲良しな Nicola と Delia が創り出す F A U N E の世界観は、イギリスのプリンセ スそのもの。
子どもの肌に優しいコットン素材に、ヴィンテージテイスト溢れるデザインを施した美しいナイトドレスが中心のブランドです。
商品のすべてをインドの小さな工場にお願いして製作しています。
ローカルコミュニティをサポートし、フェアトレードや女性の地位向上に取り組むなど、
社会 的な課題へのソリューションを追求していることも支持したいポイントです。
子どもだって素敵なナイトドレスを身に纏いたいもの。
フェアリーな F A U N E の洋服には、日々の 生活がよりリラックスした丁寧な暮らしになるように、
という願いが込められています。
Instagram / @f.a.u.n.e
4, Ligne noire enfants (イタリア)
展示会で一目見て、わっ!と吸い込まれてしまった Ligne noire enfants のプロダクト。
それもそ のはず、ニットウェアオンリーというユニークなブランドなんです!
「ニットウェア=セーター」という概念を根底から崩してくれるのもうれしい悲鳴で、
幾何学模様とマ ルチカラーのストライプニットシャツ、トリコロールカラーがキュートなニットドレス、
そしてベルトやリ ュックサックに至るまで、その全てがニット!ニット!ニット!
商品に用いるマテリアルは、すべて環境に配慮して生産された糸や毛糸というのだから二重の悦び。
イタリアの伝統的なニットづくりの技法と革新的で新しいスタイルを融合させた Ligne noire enfants。
2021AW シーズンから日本上陸を果たし、いま注目せずにはいられません。
毎シーズ ンのコレクション発表が楽しみな、私の推しブランドです!
Instagram / @lignenoire.e
Maddy
TIAM Magazine ファッションディレクター。
国内外の子ども服ブランドのセールスと PR を担うエー ジェンシーMaddy’s Communication を主宰。
毎年夏と冬にパリで開催されている子ども服& マタニティブランドが集う展示会「Playtime Paris」へ
日本ブランドのコーディネーターとして渡仏。
日本未上陸の海外ブランドや世界の子ども服事情に精通している。